■海馬王国(かいばおうこく)

トドメガネたちのふるさと、海馬王国について紹介(しょうかい)するよ。 ■どこにあるの？ 人間(にんげん)がいる世界(せかい)と異次元(いじげん)のパラレルワールドにあるんだ。 ここからはグラさんの推理(すいり)だけど、妖精(ようせい)の世界の地球(ちきゅう)のような天体(てんたい)の、こちらの世界の日本(にほん)とおなじ位置(いち)に「海(うみ)の妖精」の住(す)んでいるエリアがあるみたい。形(かたち)も日本列島(にほんれっとう)とだいたい同(おな)じらしいんだ。海馬王国は、日本でいう「宮城県(みやぎけん)」に位置しているみたい。 でも、トドの妖精たちは移動(いどう)できる範囲(はんい)が限(かぎ)られているから、グラさんの推理が正(ただ)しいかどうかは、誰(だれ)にもわからないんだ。 ■生命(いのち)の樹(き) 海馬王国には「生命の樹」というのがあるんだ。 王国の王子(おうじ)たちが人間がいる世界にいき、幸(しあわ)せを感(かん)じたときにでてくる「Happy(はっぴー)のかけら」をあつめて、生命の樹に捧(ささ)げると、樹が元気(げんき)になってトドの妖精たちのいることのできるエリアがひろがるんだ。反対(はんたい)に、元気がなくなるとエリアがせまくなって、エリアの外(そと)にいるトドの妖精は消えてしまうんだ。 だから、トドメガネたちはいっしょうけんめい「Happyのかけら」をあつめて、王国におくりつづけているんだよ。 ■７年前(ねんまえ)のできごと こちらの世界の地球でおこる「自然災害(しぜんさいがい)」は、同じように妖精のいる世界でもおこるんだ。 こちらの世界の2011年(ねん)、「東日本大震災(ひがしにほんだいしんさい)」というとてもおおきい地震(じしん)が起(お)きて、いままでみたことのないようなおおきな「津波(つなみ)」で日本でも２万人(まんにん)ちかいひとが亡(な)くなってしまったんだ。 同(おな)じことは、海馬王国でも起きたんだ。津波で妖精が流(なが)されてしまったのと、生命の樹が枯(か)れかけてしまったことで妖精がいることができるエリアが急激(きゅうげき)にせまくなってしまって、多(おお)くの妖精たちが消えてしまったんだよ。 グラさんは、「生命の樹をもう一度(いちど)元気にして、妖精がいることができるエリアをどんどん広(ひろ)げていけば、今(いま)の場所(ばしょ)よりも安全(あんぜん)なところがあるんじゃないかな？」とかんがえて、トドメガネのほか、トド華(か)をこちらの世界に送(おく)って、今までよりたくさん「Happyのかけら」を集め、エリアをひろげ、それを地図(ちず)にする「アザラシい地図」計画(けいかく)をたてたんだ。 トドメガネたちは、その計画を実現(じつげん)しようと、毎日(まいにち)ゴリィたちとがんばっているんだよ！

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